3/25(火)臨時休診致します。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。
今回は猫の腎臓病についてご紹介します!
猫は高齢になるにつれ腎機能が低下しやすく、死因の上位にも上がっている病気の一つです。
しかしなかなか早期発見が難しい病気でもあります。
腎機能が低下していても元気さ・食欲はいつも通りで、普段の生活の中では初期の段階で気づけないことが多いのです。様子がおかしいと病院を受診し、血液検査で病気が発覚する時というのはすでに腎機能の75%が失われている状態なのです。
定期的な健康診断や、日々の生活の様子をしっかり把握し
・飲水量、尿量
・元気さ
・食欲
・嘔吐の頻度
など、些細な事でも体調の変化に気づけるようにしてあげて下さいね。
最近の岩手大学研究チームの研究結果によると、腎臓病が進行すると尿中のフェリニンという尿臭の元となるアミノ酸の量が減少するそうです。したがって、多飲多尿による尿の希釈に加えてフェリニンの減少により尿臭が弱くなっていくという事ですね。
毎日のトイレ掃除の時に、尿の臭いが弱くなった?と感じたら、腎臓病が隠れているかもしれません。しばらく血液検査をされていないのなら、一度全身状態のチェックを検討して下さいね。
過去の病気の関係で泌尿器系フードを与えている場合は、フードの影響で飲水量が多い傾向にあります。尿量も増え腎臓病の兆候に気づきにくくなりますので注意してあげましょう!
🎎今月のベストショット🎎
八王子市下恩方にお住まいの秋山様宅りんちゃん(ミックス 5才♀)、いちちゃん(ミックス 2才♂)です。
家では仲悪そうにしていますが、見えないところではとても仲良しです。
ふたりとも食べることが大好きです!